「整体と鍼灸はどう違うのか」、そんな疑問を持ったことがある方も少なくないはずです。整体はボキボキ痛そう、だからと言って鍼治療はチクチクして痛そう、灸治療は熱くてやけどしそうと不安を感じている方もいらっしゃると思います。
こちらでは、整体と鍼灸治療の違いをご紹介いたします。参考にしていただければ幸いです。
人の身体は、筋肉や骨のバランスが崩れると腰痛や肩こり、頭痛やめまいと様々な悪影響を及ぼします。整体はこうして崩れてしまった筋肉や骨のバランスを整え、健康な身体を取り戻す施術のことをいいます。施術は主に手足にて行われ、まれに補助として道具を使用することもあります。
上記のようにボキボキ痛そうというイメージがありますが、今では無痛整体やソフト整体なるものも存在し、お子様からお年寄り、妊婦さんまで安心して受けることが可能です。整体は民間療法のため国家資格を必要とするものではありません。そのため独自の方法も含め、多くの施術法が存在します。
鍼灸は、非常に細い金属の鍼やもぐさを使用した灸で身体のツボに刺激を与え、健康な身体へ導くものです。
痛そう、やけどしそうというイメージがあるかもしれませんが、心配には及びません。
鍼といっても注射針や縫い針とは比べものにならないくらい細く、さらに弾力性があって先端は微妙に丸みを帯びています。注射針だと組織を切り裂きながら入っていくためどうしても痛みや血が出てしまいます。
反面特殊な構造となっている鍼なら、組織を押し分けるように身体へ入っていくため、痛みも少なく血もほとんど出ません。お灸も程良い温かみを感じる程度のため、やけどの心配もありません。鍼や灸を行うためには、それぞれ鍼師・灸師の国家資格が必要となります。